专利摘要:
送信器から受信器へ、無線MIMOチャネルを介して送信するための方法、プログラム及びシステムに関し、本方法は、差分符号化スキームに従って、受信器から送信器にフィードバックされる予符号化情報を符号化するステップと、状態を検出したときに差分符号化スキームをリセットするステップとを含む。他の態様では、本方法は、最も可能性のある予符号化マトリックスのサブセットに対して、受信器から送信器にフィードバックされる予符号化マトリックスを符号化するステップを含んでもよい。他の態様では、本方法は、符号化で使用するための予符号化マトリックスの好ましいサブセットのインジケーション及び/又はサイズを送信するステップを含んでもよい。
公开号:JP2011509616A
申请号:JP2010541786
申请日:2009-01-08
公开日:2011-03-24
发明作者:カーロ・ルスチ;スティーヴ・アルプレス;タリク・タベット
申请人:イセラ・インコーポレーテッド;
IPC主号:H04J99-00
专利说明:

[0001] 本発明は、MIMO(Multiple-Input-Multiple-Output)システムにおける予符号化情報(precoding information)のフィードバックに関する。]
背景技術

[0002] MIMOは、性能を改善するための、信号伝送用の複数の送信アンテナおよび複数の受信アンテナの使用を指す。図1に、MIMOシステムの高度に図式化されたブロック図が示されている。このシステムは、複数のアンテナ6(1)…6(n)を備えた送信器2と、複数のアンテナ8(1)…8(m)を備えた受信器4から構成される。例えば、送信器は基地局であり、受信器は、セル方式通信システムの移動端末である。送信器2は、そのアンテナ6のそれぞれで信号を送信し、受信器4は、そのアンテナ8のそれぞれで上記信号を受信する。良好な閉ループ特性を達成するために、送信器は、MIMO“予符号化(precoding)”を実施してもよく、それは、相対振幅(relative amplitude)を判断するためのチャネル情報と、各アンテナで信号を送信するための位相(phase)を必要とする。] 図1
[0003] MIMOシステムの閉ループ特性を得るために、チャネル状態情報が送信器で必要とされる。通常、この情報は、受信器4からフィードバックされる必要がある。フィードバックのオーバーヘッド量を低減するために、予符号化マトリックスのアプローチが、D.LoveとR.W.Heathにより、「“Limited Feedback Precoding for Spatial Multiplexing Systems”, in Proc.IEEE Globecom 2003, pp.1857-1861」で提案されている。このアプローチの背景にある基本的概念は、所定のマトリックスのセットからなるコードブックを使用してMIMOチャネルを量子化することである。各チャネルの実現のために、受信器は、受信器と送信器とで共有されたコードブックから(或る性能基準に従って)最良の予符号化マトリックスを見つけ出し、そして、このマトリックスのインデックスのみを送信器にフィードバックする。]
[0004] 閉ループのMIMO−OFDMシステムでは、最良の予符号化マトリックスに関する情報は、実際のチャネルに対応する予符号化マトリックスインジケータ(PMI: precoding matrix indicator)を通じて基地局の送信器に提供され、それはサブ帯域(sub-band)のグループごとにUEにより報告される。ここで、サブ帯域は、予め規定された周波数資源である。]
[0005] フィードバックに必要とされるシグナリングのオーバーヘッド量を低減するために、異なる複数の圧縮スキームが予符化アプローチとともに提案されている。これらのスキームは、チャネルの(MIMO−OFDMシステムの場合では)時間または周波数における相関関係に依存する。換言すれば、圧縮は、チャネル予符号化マトリックスのシーケンスが相関関係を有するということを利用している。例えば、差分符号化に基づくスキームの例を考えると、この予符号化マトリックスインデックスのオフセットのみが、インデックス自体の代わりに送信される。このオフセットは、初期の予符号化マトリックスと高い相関を有する予符号化マトリックスのサブセットから計算される。この相関は、異なる複数のメトリックに基づくものであり、内積(inner product)、距離メトリック(distance metrics)、または他のメトリックを含む。]
[0006] しかしながら、このような符号化スキームはシグナリングのオーバーヘッドを低減するものの、それらはエラーを生じる傾向がある。とりわけ、差分符号化スキームは、伝播エラーを生じる傾向がある。]
課題を解決するための手段

[0007] 本発明の一態様によれば、送信器から受信器に無線MIMOチャネルを介して送信するステップと、前記受信器から前記送信器にフィードバックされる予符号化情報を、差分符号化スキームに従って符号化するステップと、状態を検出すると、前記差分符号化スキームをリセットするステップとを含む方法が提供される。]
[0008] 例えば、前記送信器(例えば基地局)は、予符号化コードブックから選択された予符号化マトリックスを用いて無線MIMOチャネルを介して受信器(例えばユーザ端末(UE))に送信する。前記予符号化マトリックスの選択は、UE受信器からの予符号化マトリックスインジケータ(PMI)フィードバックに基づく、このPMIフィードバックのオーバーヘッドは、差分符号化スキームを用いて低減される(それは、好ましい予符号化マトリックスインジケータは、予符号化コードブックのサブセットに関してシグナリングされることを意味する)。]
[0009] 本発明の他の態様によれば、送信器から受信器に、一連の周波数インターバルを含む無線MIMOチャネルを介して送信する方法が提供され、本方法は、
前記送信器から前もって受信された通信に関して評価される1または2以上の性能基準に基づいて、前記送信器から前記受信器に前記周波数インターバルのうちの第1インターバルで送信するために所定の予符号化マトリックスのセットの中から第1予符号化マトリックスを受信器で選択するステップを含み、
前記一連の周波数インターバルにおける連続した各周波数インターバルについて、
前記所定の予符号化マトリックスのセットから、前の周波数インターバルについて決定されたマトリックスに関して計算された適切なメトリックに基づいて、好ましい予符号化マトリックスのサブセットを決定するステップと、
前もって受信された通信に関して評価される1または2以上の性能基準に基づいて、前記連続した周波数インターバルでの前記送信器から前記受信器への送信のために前記所定のセットから各予符号化マトリックスを前記受信器で選択するステップと、
差分符号化スキームを用いて前記受信器から前記送信器にその各予符号化マトリックスのインデックスをフィードバックし、これにより、各インデックスが前記好ましいサブセットに対して示されるステップと
を含み、
ここで、本方法は、更に、状態を検出すると、前記差分符号化スキームをリセットするステップを含む。]
[0010] 一連の実通信(live transmissions)の間に前記差分符号化をリセットすることにより、送信器および受信器システムの進行中の動作中に、前記差分符号化スキームに起因したエラーの伝播が低減される。]
[0011] 前記適切なメトリックに基づいて決定するステップは、好ましくは、前記第1マトリックスとの最大相関を有する前記所定のセットからマトリックスのサブセットを決定するステップを含む。]
[0012] 各周波数インターバルについて、本方法は、前記連続した周波数インターバルで送信するための各予符号化マトリックスを用いて前記送信器から前記受信器に送信するステップを含んでもよい。前記送信器(例えば基地局)は、単なる可能性として、前記受信器(例えばUE)からフィードバックされたマトリックスインデックスを使用してもよい−換言すれば、前記送信器が(他の情報/制限に基づいて)フィードバックを却下(overrule)する可能性が存在する。]
[0013] 各通信(transmission)について、本方法は、前記受信器から前記送信器に第1予符号化マトリックスのインデックスをフィードバックするステップと、前記第1周波数インターバルで送信するための第1予符号化マトリックスを用いて前記送信器から前記受信器に送信するステップを含んでもよい。]
[0014] 一実施形態において、前記連続した周波数インターバルのそれぞれについて、本方法は、前記好ましいサブセットの決定とは切り離して、前記所定のセットから、通信のために選択される或る条件付き確率を有する最も可能性のある予符号化マトリックスのサブセットを決定するステップを含む。]
[0015] 前記条件は、前記最も可能性のあるサブセットが所定量だけ前記好ましいサブセットとは異なるということである。前記条件は、前記選択された予符号化マトリックスが、前記好ましいサブセットにおけるものではないということであってもよい。前記条件は、周期時間(periodic time)が経過したということであってもよい。]
[0016] 前記リセットするステップは、前記好ましいサブセットを前記最も可能性のあるサブセットで置き換えるステップを含んでもよい。前記リセットするステップは、前記所定のセットの全体に対する各インデックスを示すステップを含んでもよい。]
[0017] 好ましくは、前記最も可能性のある予符号化マトリックスの決定は、実際のシステム動作中の計算に基づいている。]
[0018] 本発明の更なる態様によれば、無線MIMOチャネルを介して送信器から受信器へ送信するステップと、最も可能性のある予符号化マトリックスのサブセットに対して、前記受信器から前記送信器へフィードバックされる予符号化マトリックスを符号化するステップを含む。]
[0019] 再び、例えば、前記送信器(例えば基地局)は、予符号化コードブックから選択された予符号化マトリックスを用いて無線MIMOチャネルを介して受信器に送信する。この予符号化マトリックスの選択は、UE受信器からの予符号化マトリックスインジケータ(PMI)のフィードバックに基づいている。このPMIのオーバーヘッドは、差分符号化スキームを用いて低減される(それは、好ましい予符号化マトリックスが、予符号化コードブックのサブセットに関してシグナリングされることを意味する)。]
[0020] 本発明の更なる態様によれば、送信器から受信器に、一連の周波数インターバルを含む無線MIMOチャネルを介して送信する方法が提供され、本方法は、
前記送信器から前もって受信された通信に関して評価される1または2以上の性能基準に基づいて、前記送信器から前記受信器に前記周波数インターバルのうちの第1インターバルで送信するために所定の予符号化マトリックスのセットの中から第1予符号化マトリックスを受信器で選択するステップを含み、
前記一連の周波数インターバルにおける連続した各周波数インターバルについて、
前記予符号化マトリックスの所定のセットから、前記送信器から前記受信器への通信について選択される或る条件付き確率を有する最も可能性のある予符号化マトリックスのサブセットを決定するステップと、
前もって受信された通信に関して評価される1または2以上の性能基準に基づいて、前記連続した周波数インターバルでの前記送信器から前記受信器への送信のために前記所定のセットから各予符号化マトリックスを前記受信器で選択するステップと、
差分符号化スキームを用いて前記受信器から前記送信器にその各予符号化マトリックスのインデックスをフィードバックし、これにより、各インデックスが前記最も可能性のある予符号化マトリックスのサブセットに対して示されるステップとを含む。]
[0021] 好ましくは、前記最も可能性のある予符号化マトリックスの前記決定は、実際のシステム動作中の計算に基づいている。
本発明の他の態様によれば、送信器から受信器に、無線MIMOチャネルを介して送信するステップと、前記受信器から前記送信器にフィードバックされる予符号化情報を符号化するステップと、前記符号化において使用するための好ましい予符号化マトリックスのサブセットのインジケーション及び/又はサイズを送信するステップとを含む方法が提供される。]
[0022] 本発明の他の態様によれば、送信器から受信器に、一連の周波数インターバルを含む無線MIMOチャネルを介して送信する方法が提供され、本方法は、
前記送信器から前もって受信された通信に関して評価される1または2以上の性能基準に基づいて、前記送信器から前記受信器に前記周波数インターバルのうちの第1インターバルで送信するために所定の予符号化マトリックスのセットの中から第1予符号化マトリックスを受信器で選択するステップを含み、
前記一連の周波数インターバルにおける連続した各周波数インターバルについて、
前記所定の予符号化マトリックスのセットから、好ましい予符号化マトリックスのサブセットを決定するステップと、
前もって受信された通信に関して評価される1または2以上の性能基準に基づいて、前記連続した周波数インターバルでの前記送信器から前記受信器への送信のために前記所定のセットから各予符号化マトリックスを前記受信器で選択するステップと、
差分符号化スキームを用いて前記受信器から前記送信器にその各予符号化マトリックスのインデックスをフィードバックし、これにより、各インデックスが前記好ましいサブセットに対して示されるステップと
を含み、
ここで、本方法は、更に、前記受信器から前記送信器へ、前記好ましいサブセットのうちの少なくとも一つのインジケーションを送信するステップを含む。]
[0023] 本発明の他の態様によれば、送信器から受信器に、一連の周波数インターバルを含む無線MIMOチャネルを介して送信する方法が提供され、本方法は、
前記送信器から前もって受信された通信に関して評価される1または2以上の性能基準に基づいて、前記送信器から前記受信器に前記周波数インターバルのうちの第1インターバルで送信するために所定の予符号化マトリックスのセットの中から第1予符号化マトリックスを受信器で選択するステップを含み、
前記一連の周波数インターバルにおける連続した各周波数インターバルについて、
前記所定の予符号化マトリックスのセットから、好ましい予符号化マトリックスのサブセットを決定するステップと、
前もって受信された通信に関して評価される1または2以上の性能基準に基づいて、前記連続した周波数インターバルでの前記送信器から前記受信器への送信のために前記所定のセットから各予符号化マトリックスを前記受信器で選択するステップと、
差分符号化スキームを用いて前記受信器から前記送信器にその各予符号化マトリックスのインデックスをフィードバックし、これにより、各インデックスが前記好ましいサブセットに対して示されるステップと
を含み、
ここで、本方法は、更に、前記受信器から前記送信器へ、前記好ましいサブセットのうちの少なくとも一つのサイズを送信するステップを含む。]
[0024] 本発明の他の態様によれば、送信器から受信器に、各時間インターバルで一連の通信を、1または2以上の周波数インターバルを含む無線MIMOチャネルを介して送信する方法が提供され、本方法は、
前記送信器から前もって受信された通信に関して評価される1または2以上の性能基準に基づいて、前記送信器から前記受信器に前記時間インターバルのうちの第1インターバルで送信するための所定の予符号化マトリックスのセットの中から第1予符号化マトリックスを受信器で選択するステップを含み、
前記一連の時間インターバルにおける連続した各時間インターバルについて、
前記所定の予符号化マトリックスのセットから、前の時間インターバルについて決定されたマトリックスに関して計算された適切なメトリックに基づいて、好ましい予符号化マトリックスのサブセットを決定するステップと、
前もって受信された通信に関して評価される1または2以上の性能基準に基づいて、前記連続した時間インターバルでの前記送信器から前記受信器への送信のために前記所定のセットから各予符号化マトリックスを前記受信器で選択するステップと、
差分符号化スキームを用いて前記受信器から前記送信器にその各予符号化マトリックスのインデックスをフィードバックし、これにより、各インデックスが前記好ましいサブセットに対して示されるステップと
を含み、
ここで、本方法は、更に、状態を検出すると、前記差分符号化スキームをリセットするステップを含む。]
[0025] 前記適切なメトリックに基づいて決定するステップは、好ましくは、前記第1マトリックスとの最大相関を有する前記所定のセットからマトリックスのサブセットを決定するステップを含む。]
[0026] 各時間インターバルについて、本方法は、前記連続した周波数インターバルで送信するための各予符号化マトリックスを用いて前記送信器から前記受信器に送信するステップを含んでもよい。前記送信器(例えば基地局)は、単なる可能性として、前記受信器(例えばUE)からフィードバックされたマトリックスインデックスを使用してもよい−換言すれば、前記送信器が(他の情報/制限に基づいて)フィードバックを却下(overrule)する可能性が存在する。]
[0027] 各通信(transmission)について、本方法は、前記受信器から前記送信器に第1予符号化マトリックスのインデックスをフィードバックするステップと、前記第1時間インターバルで送信するための第1予符号化マトリックスを用いて前記送信器から前記受信器に送信するステップを含んでもよい。]
[0028] 一実施形態において、前記連続した時間インターバルのそれぞれについて、本方法は、前記好ましいサブセットの決定とは切り離して、前記所定のセットから、通信のために選択される或る条件付き確率を有する最も可能性のある予符号化マトリックスのサブセットを決定するステップを含む。]
[0029] 前記条件は、前記最も可能性のあるサブセットが所定量だけ前記好ましいサブセットとは異なるということである。前記条件は、前記選択された予符号化マトリックスが、好ましいサブセットにおけるものではないということであってもよい。前記条件は、周期時間(periodic time)が経過したということであってもよい。]
[0030] 前記リセットするステップは、前記好ましいサブセットを前記最も可能性のあるサブセットで置き換えるステップを含んでもよい。前記リセットするステップは、前記所定のセットの全体に対する各インデックスを示すステップを含んでもよい。]
[0031] 好ましくは、前記最も可能性のある予符号化マトリックスの決定は、実際のシステム動作中の計算に基づいている。]
[0032] 本発明の更なる態様によれば、
送信器から受信器に、1または2以上の周波数インターバルを含む無線MIMOチャネルを介して各時間インターバルで一連の通信を送信する方法が提供され、本方法は、
前記送信器から前もって受信された通信に関して評価される1または2以上の性能基準に基づいて、前記送信器から前記受信器に前記時間インターバルのうちの第1インターバルで送信するために所定の予符号化マトリックスのセットの中から第1予符号化マトリックスを受信器で選択するステップを含み、
前記一連の時間インターバルにおける連続した各周波数インターバルについて、
前記予符号化マトリックスの所定のセットから、前記送信器から前記受信器への通信について選択される或る条件付き確率を有する最も可能性のある予符号化マトリックスのサブセットを決定するステップと、
前記一連の時間インターバルにおいて前もって受信された通信に関して評価される1または2以上の性能基準に基づいて、前記連続した時間インターバルでの前記送信器から前記受信器への送信のために前記所定のセットから各予符号化マトリックスを前記受信器で選択するステップと、
差分符号化スキームを用いて前記受信器から前記送信器にその各予符号化マトリックスのインデックスをフィードバックし、これにより、各インデックスが前記最も可能性のある予符号化マトリックスのサブセットに対して示されるステップとを含む。]
[0033] 好ましくは、前記最も可能性のある予符号化マトリックスの前記決定は、実際のシステム動作中の計算に基づいている。]
[0034] 本発明の他の態様によれば、送信器から受信器に、1または2以上の周波数インターバルを含む無線MIMOチャネルを介して各時間インターバルで一連の通信を送信する方法が提供され、本方法は、
前記送信器から前記受信器に前もって受信された通信に関して評価される1または2以上の性能基準に基づいて、前記送信器から前記時間インターバルのうちの第1インターバルで送信するために所定の予符号化マトリックスのセットの中から第1予符号化マトリックスを受信器で選択するステップを含み、
前記一連の時間インターバルにおける連続した各時間インターバルについて、
前記所定の予符号化マトリックスのセットから、好ましい予符号化マトリックスのサブセットを決定するステップと、
前もって受信された通信に関して評価される1または2以上の性能基準に基づいて、前記連続した時間インターバルでの前記送信器から前記受信器への送信のために前記所定のセットから各予符号化マトリックスを前記受信器で選択するステップと、
差分符号化スキームを用いて前記受信器から前記送信器にその各予符号化マトリックスのインデックスをフィードバックし、これにより、各インデックスが前記好ましいサブセットに対して示されるステップと
を含み、
ここで、本方法は、更に、前記受信器から前記送信器へ、前記好ましいサブセットのうちの少なくとも一つのインジケーションを送信するステップを含む。]
[0035] 本発明の他の態様によれば、送信器から受信器に、1または2以上の周波数インターバルを含む無線MIMOチャネルを介して各時間インターバルで一連の通信を送信する方法が提供され、本方法は、
前記送信器から前もって受信された通信に関して評価される1または2以上の性能基準に基づいて、前記送信器から前記受信器に前記時間インターバルのうちの第1インターバルで送信するために所定の予符号化マトリックスのセットの中から第1予符号化マトリックスを受信器で選択するステップを含み、
前記一連の時間インターバルにおける連続した各時間インターバルについて、
前記所定の予符号化マトリックスのセットから、好ましい予符号化マトリックスのサブセットを決定するステップと、
前もって受信された通信に関して評価される1または2以上の性能基準に基づいて、前記連続した時間インターバルでの前記送信器から前記受信器への送信のために前記所定のセットから各予符号化マトリックスを前記受信器で選択するステップと、
差分符号化スキームを用いて前記受信器から前記送信器にその各予符号化マトリックスのインデックスをフィードバックし、これにより、各インデックスが前記好ましいサブセットに対して示されるステップと
を含み、
ここで、本方法は、更に、前記受信器から前記送信器へ、前記好ましいサブセットのうちの少なくとも一つのサイズを送信するステップを含む。]
[0036] 実施形態において、本発明は、また、時間ドメインおよび周波数ドメインの両方で使用されてもよい。]
[0037] 最も可能性のあるサブセットは、有限インパルス応答フィルタまたは無限インパルス応答フィルタを用いて決定されてもよい。]
[0038] 更なる態様によれば、本発明は、プロセッサによって実行されたときに、上述の方法の何れかのステップを実行するコンピュータプログラムプロダクトを提供する。更なる態様によれば、本発明は、上述の方法の何れかの受信器でのステップを実行するようにプログラムされたプロセッサと複数のアンテナとを備えた受信器を提供する。更なる態様によれば、本発明は、上述の方法の何れかの送信器でのステップを実行するようにプログラムされたプロセッサと複数のアンテナとを備えた送信器を提供する。更なる態様によれば、本発明は、前記送信器と前記受信器とを備えたセルラー方式通信システムを提供する。]
[0039] 本発明のより良い理解と、それをどのように実施かするのかを示すために、添付の図面が参照される。]
図面の簡単な説明

[0040] MIMO通信システムの図式的ブロック図である。
OFDMチャネルの説明図である。
PMIフィードバックに基づくMIMOシステムのシグナリング図である。
PMIフィードバックの計算のための回路の図式的ブロック図である。]
実施例

[0041] 図1は、送信器2および受信器4を図式的に示す。送信器2は、無線MIMOチャネルを介して受信器4に信号を送信する。図2に図式的に示されるように、チャネルは、複数の周波数サブ帯域を含むOFDM(Orthogonal Frequency Division Multiplexing)チャネルであり、複数のサブ帯域が、サブ帯域14のグループの中に一緒にグループ化されている。各予符号化マトリックスは、各グループでの通信(transmission)のために使用され、より一般的に言えば、1または2以上のサブ帯域であり得る各周波数インターバルでの通信に使用される。各予符号化マトリックスは、その周波数インターバルについて、送信器4の複数のアンテナ6から送信するために使用される相対的な位相及び振幅を特定する。] 図1 図2
[0042] しかしながら、各周波数インターバル14で最良の性能を達成するために必要な予符号化マトリックスは、時間が経つにつれてチャネル状態とともに変化する。従って、図3に示すように、送信器−受信器システムは、一連の通信を介してフィードバック法を用いて、予符号化マトリックスを絶え間なく調整する。或る時間tでの各通信を用いて、受信器は、時間t+1で次の通信を送信するときに、各グループ14のそれぞれについて使用する最適なマトリックスを決定する。それは、例えばスループットを最小化することにより、または平均二乗エラー(MSE; Mean Square Error)を最小化することにより、任意の適切な性能基準または複数の性能基準を用いてこれを実施する。そして、受信器2は、本実施形態では予符号化マトリックスインジケータ(PMI; Precoding matrix indicator)と称される量により、この決定の結果を送信器4にフィードバックする。上述したように、予符号化マトリックスは個別の所定のマトリックスのセット、すなわち“コードブック(codebook)”から選択される。この利点は、マトリックスの実際の値を送信しなければならないことよりも、所定のセットにおける特定のマトリックスを識別するインデックスとして受信器の決定の結果をフィードバックすることができることであり、これは、シグナリングのオーバーヘッドを低減させる。そして、関連の予符号化マトリックスを識別するためのインデックスを用いて、送信器は、各それぞれの周波数インターバル14について新たに更新された予符号化マトリックスを使用して時間t+1で次の通信を送信する。] 図3
[0043] 実際には、さらにもっとオーバーヘッドを低減するために、差分符号化スキームにより複数のインデックスがフィードバックされ、これにより、予符号化マトリックスのほとんどが、他のフィードバックされたインデックスのうちの一つの絶対インデックスに対する測定された相対インデックス(relative indices)によって示される。従って、例えば、この一連の通信における最初の通信の周波数インターバル14(0)についての予符号化マトリックスのインジケーションは、絶対インデックスとしてフィードバックされてもよく、そして、その信号の他の通信14(1)…14(X)の全てについての予符号化マトリックスのインジケーション及び/又は後続の通信の周波数インターバルは、その絶対インデックスに対して相対インデックスとしてフィードバックされてもよい。これは、さらに、オーバーヘッドを低減する。なぜならば、相対インデックスは、典型的には、絶対インデックスよりも小さく、従って、符号化のためには、より少ないビットしか必要としないからである。例えば、16個の可能性のある予符号化マトリックスがあるとすれば、絶対インデックスは、符号化するのに4ビットを必要とする。しかし、所定の一連の通信についての予符号化マトリックスが、すべて互いの4個のインデックス内であれば、相対インデックスは、符号化するのに2ビットしか必要としない。]
[0044] しかしながら、上述したように、差分符号化スキームは、エラー伝播を生じる傾向がある。さらに、相対インデックスは、元の基本インデックス(original base index)から離れていく。従って、一実施形態において、本発明は、進行中の一連の通信中に基本インデックスをリセットする。]
[0045] 一例として、周波数におけるフィードバック精度(granularity)を有するダウンリンク閉ループSU−MIMOの性能を考えると、例えば、次の参考文献の圧縮スキームがある。]
[0046] ・参考文献1:R1-073292,「Nortel,“Further discussion on the differential feedback ofPMIforLTEdownlink closed-loopMIMO”, 3GPP TSG-RAN Working Group 1 Meeting #50, Athens, Greece, August 2007」
・参考文献2:R1-074087,「Samsung,“SU-MIMO PMI feedback and compression”, 3GPP TSG-RAN Working Group 1 Meeting #50bis, Shanghai, China, October 2007」]
[0047] 一つの重要な問題は、ダウンリンクPMIインジケーションによるシグナリングのオーバーヘッドである。後者は、十分な予符号化利得(precoding gain)を維持している間は最小化される。フィードバック量を低減するために、幾つかの異なる圧縮スキームが予符号化アプローチとともに提案されている。これらのスキームは、チャネルの時間または周波数MIMO−OFDMにおける相関に依存する。]
[0048] 参考文献1および2では、圧縮スキームに基づく差分符号化が、異なるサブ帯域についてPMIを報告するために使用されている。このスキームの背後にある主要な動機は、一連のチャネル予符号化マトリックスが周波数に関して相関を有することである。サイズLのコードブックCが予符号化マトリックスのセットとして合意されていると仮定する。一旦、初期サブ帯域についての最適な(スループットを最小化し、またはMSEを最小化するような幾つかの性能基準に関して最適な)予符号化マトリックスが見つけられると、隣接サブ帯域についての最適な予符号化マトリックスに対する検索(search)が、サイズPのCのサブセットに関して実施されることができ、ここで、P<Lである。従って、検索のコストが、より少なくなる。以下では、このサブセットを差分符号化サブセット(differential encoding subset)と称す。一連のチャネル予符号化マトリックスが周波数に関して相関を有すると仮定すると、予符号化マトリックスのサブセットは、初期予符号化マトリックスと最も相関を有するマトリックスを含む。各予符号化マトリックスiについて、iと最も相関を有するP個の予符号化マトリックスが設定される。この相関は、=(Tr(Mj*MiMi*Mj)1/2のように、二つの予符号化マトリックス間の内積として計算され、ここで、Tr(A)は、マトリックスAのトレース(trace)を表す。従って、予符号化マトリックスインデックスのオフセットのみが、インデックス自体の代わりに送信される。初期予符号化マトリックスが符号化されるのにlog2(L)個のビットを必要とすれば、全ての隣接サブ帯域は、たったlog2(L)個のビットしか必要としない。]
[0049] 例えば、第1周波数インターバル14(0)での通信のための予符号化マトリックスが0の絶対インデックスを有するマトリックスであると受信器が決定する例を考える。隣接周波数インターバル14(1)について、受信器は、絶対インデックス0,5,6,15に対応するマトリックスのサブセットが、第1インターバル14(0)の予符号化インデックスと最も相関を有すると決定してもよい。相関は、好ましくは、ルックアップテーブルを参照することにより決定され、それは、また、送信器にも知られたものである。この特定の例では、コードブックサブセットのシグナリングは何ら必要とされない。もし、隣接の第2周波数インターバル14(1)に関する通信のための予符号化マトリックスが例えば6の絶対インデックスを有するマトリックスであると受信器が決定すると、それは、そのサブセット(この例では3番目)における4個の可能性のあるマトリックスのうちの一つのインジケーションのような相対インデックスとしてフィードバックのためにそのインデックスを符号化でき、全体セットにおける16個の可能性のあるマトリックスのうちの一つのような絶対インデックスとしてフィードバックされた場合に必要とされる4ビットに対して、たったの2ビットしか必要としない。]
[0050] そして、次の隣接周波数インターバル14(2)について、受信器は、絶対インデックス5,9,3,2に対応するマトリックスのサブセットが、第2インターバル14(1)の予符号化インデックスと最も相関を有すると決定する(繰り返すが、これらは、好ましくは事前に計算されて、ルックアップテーブルから読み取られる)。また、もし、受信器が、隣接の第2周波数インターバル14(2)での通信のための予符号化マトリックスが例えば9の絶対インデックスを有するマトリックスであると決定すれば、それは、その次のサブセット(この例では第2のサブセット)における4個の可能性のあるマトリックスのうちの一つのような相対インデックスとしてフィードバックのためにそのインデックスを符号化することができる。これは、連続した周波数インターバルについて、前のものに対する各周波数インターバルのインデックスの符号化を継続する。代替的または追加的に、差分符号化スキームは、或る時間インターバルから次の時間インターバルへ予符号化マトリックスを符号化するために使用されることができる。また、第1周波数インターバル14(0)のインデックスに対する符号化に代えて、インデックスは、全周波数帯域にわたる広帯域PMIまたはシステム帯域の一部についてのPMIに対して符号化されることができる。このことは、また、時間インターバルの符号化に適用することもできる。]
[0051] しかしながら、この差分符号化スキームは、もし、任意のステージで決定された予符号化マトリックスが、最も相関のあるサブセットのものでなければ失敗するかもしれない。このことは、エラーが連続した各差分符号化から次の符号化へ伝播すれば、特有の問題である。]
[0052] 本発明の第1実施形態は、差分符号化に基づく予符号化フィードバックスキームをリセットするための方法を提供する。差分符号化スキームの主要な欠点はエラー伝播である。この第1実施形態では、受信器は、推移確率(transition probability)を計算し、即ち、現在のチャネル予符号化マトリックスインデックスがjである確率を計算し、その前の予符号化マトリックスインデックスがiであることを知る。これらの確率から、受信器は、差分符号化サブセットと並行して、最も可能性のある予符号化器推移(most likely precoder transitions)のサブセットを構築することができる。従って、もし差分サブセットが、サブセットに基づく推移から逸脱すれば、差分符号化器がリセットされる。このリセットは、代替的に、固定された時間インターバルで実施されることができる。]
[0053] 推移ベースのサブセットを構築するために、実際のサブ帯域に関してPMIがiであるイベントを規定する固定状態条件付き確率は、システム動作中にオンザフライ(on the fly)で計算され、初期PMIがjであることを知る。従って、各予符号化マトリックスについて最も可能性のある推移が何であるかを決定することが可能になる。一例として、これらの確率は、簡単な移動平均有限インパルス応答(FIR)フィルタまたは無限インパルス応答(IIR)フィルタを用いて計算することができる。この計算された確率から、隣接のサブセットに使用するための最も可能性のある予符号化器推移を構築することが可能になる。]
[0054] マトリックス間の周波数相関をモデル化する可能性は、マーコフチェイン(Markov chain)の使用による。]
[0055] 上記確率は条件付き確率であることに注意されたい。即ち、あるトライアル(trial)の結果は、後続トライアルの結果の確率に影響を与える。]
[0056] 本発明の第2実施形態は、予符号化情報を圧縮するために使用される好ましい予符号化マトリックスのサブセットを構築するために、上述の概念に対して用いられる。換言すれば、受信器は、推移確率、即ち、現在のチャネル予符号化マトリックスインデックスがjである確率を計算し、前(時間において)の予符号化マトリックスインデックスがiであることを知る。そして、これらの推移確率は、任意の予符号化マトリックスの後の好ましい予符号化マトリックスとして選択される最も可能性のある予符号化マトリックスのサブセットを決定するために使用される。この予符号化マトリックスサブセットへの元のコードブックの低減は、新たな予符号化インデックスをシグナリングするのに必要とされるビット数の低減に相当する。]
[0057] このスキームを用いて、将来のチャネル実現における最も可能性のある予符号化マトリックスは、固定状態推移確率から各予符号化マトリックスについて決定される。OFDMシステムでは、予符号化マトリックス情報は、特定の周波数分解能で送信される必要があり、時間ドメインで相関を活用する同アプローチは、また、周波数ドメインにおける予符号化情報を圧縮するために使用することができ、ここでは、第1周波数インターバルから第2周波数インターバルへの推移確率を計算する。この例では、推移確率の計算は、時間および周波数において一緒または別個に実施することができ、そして時間−周波数推移確率を計算するためのデータの蓄積は、時間および周波数における同一または異なるパラメータに基づいて実施することができる。]
[0058] 一例として、時間−周波数推移確率の計算は、各予符号化マトリックスインデックスについてのフィルタに基づいて実施することができる。MIMOシステムを考えると、ユーザ機器は、N個の周波数インターバルを含むシステム帯域幅を介して、サイズLのコードブックに対する予符号化情報をフィードバックする必要がある。周波数ドメインにおける推移確率を別個に計算する場合を考える。この場合、各予符号化マトリックスインデックスi(i=1,…,L)について、ユーザ機器は、或る周波数インターバルに関する好ましいチャネル予符号化マトリックスインデックスがj(J=1,…,L)である確率に関するデータを蓄積し、好ましい予符号化(隣接の)周波数インターバルに関する好ましい予符号化インデックスがiであることを知る。これは、インデックスの推移を観測し、次式のように、推移確率Pj,iを更新することにより実施することができる。
Pj,i=(1−α)・Pj,i+α・δ
ここで、αは、正の定数であって、0<α<1であり、且つ、
i→jの推移が発生すれば、δ=1であり、
i→jの推移が発生しなければ、δ=0である。]
[0059] αは、チャネルのコヒーレンス時間(coherence time)またはコヒーレンス帯域幅(coherence bandwidth)および所望の収束速度に依存して、周波数相関の場合または時間相関の場合について個別に最適化することができることに留意されたい。]
[0060] 第3実施形態では、受信器4は、受信器がPMI圧縮に使用する意図のある特定のサブセットを送信器2にシグナリングしてもよい。上述したように、受信器は、そのサブセットのうちの一つとしてPMIを符号化するためのマトリックスのサブセットを決定し、そして、そのPMI情報を圧縮する。なぜならば、それは、全体セットのうちの一つとして符号化されるよりも、符号化すべきビットの数が少なくてすむからである。本発明の実施形態では、このサブセットは、最も相関のあるサブセットまたは最も可能性のあるサブセット(即ち、推移ベースのサブセット)であることができる。]
[0061] 従来技術においては、圧縮は、最も相関のあるサブセットを使用して実施され、それは、(既知のコードブックに基づいて)相関を事前に計算するための送信器と受信器の両方を必要とし、それにより、送信器は、受信器からフィードバックされる圧縮されたPMIインジケーションを復号する方法を把握する。しかしながら、事前の計算を必要とすることは、システムが実際の現在のチャネル特性に追従することを不能とし、従って、精度が低下するという問題が存在する。相関を計算することは、短期間のチャネル状態を利用することができないことを意味する。]
[0062] 本発明の第3実施形態は、圧縮のために使用されるサブセットのインジケーションを受信器から送信器に送信することにより、この問題を解決する。そして、送信器は、圧縮された予符号化マトリックスインデックスの復号において、このサブセットのインジケーションを使用する。最初、これは、サブセットがオーバーヘッドを増加させるので、圧縮の概念に完全に反するように思えるかもしれない。しかしながら、本発明の第3実施形態は、その理解から、選択された圧縮サブセットは、比較的まれにしか報告が返されず、精度を改善するために次チャネル特性の観点で重要な利点を有することを導き出す。サブセットは、報告が多くのフレームで一度だけ送信器に対してなされるだけで足りる。例えば、大雑把な“振幅のオーダー(orders-of-magnitude)”を考えると、フレームは1ミリ秒(ms)のオーダーであるのに対し、チャネル状態は、典型的には、秒(seconds)の程度を超えて変化する。従って、圧縮サブセットを報告することにより発生される余分なシグナリングのオーバーヘッドは最小であることのみを必要とするが、それは、実質的な利点を提供する。なぜならば、送信器で実施される圧縮計算は、全チャネルにわたって長期の平均に基づく必要はないが、その代わり、チャネル状態における変化に合わせてリフレッシュされることができ、具体的には問題になっているチャネルに関して実施されることができるからである。]
[0063] サブセットは、PMI報告または他の適切な制御シグナリングメカニズムの一部として報告されることができる。]
[0064] この第3実施形態は、必ずしも、最も可能性のある通信ベースのサブセットを利用することを必要としないことに注意されたいが、そのようにしてもよい。例えば、圧縮サブセットは、第2実施形態のように推移確率に基づいて、または全く異なる計算に基づいて、各マトリックスインデックスについて一つのサブセットを計算することにより見つけ出してもよい。もし相関サブセットに基づけば、差分符号化スキームは、例えば第1実施形態におけるような最も可能性のある推移サブセットを用いたリセットメカニズムを含んでもよく、そうでなくてもよい。]
[0065] 第4実施形態では、受信器4は、PMI圧縮に使用されるコードブックサブセットの好ましいサイズを送信器2に指示(indicate)する。これは、チャネル状態に対してシステムをより柔軟にする利点を有する。もしサイズが受信器によって報告されていなければ、送信器は、単に、固定のサブセットサイズの所定知識を有すればよく、一方、サイズが受信器により報告されれば、サブセットサイズは、チャネル状態に依存して変わることができる。]
[0066] 繰り返せば、このインジケーションは、PMI報告の一部として、または他の制御シグナリングメカニズムにより、受信器から送信器に送信されることができる。また、振幅のオーダーの例として、それは、おそらくは数秒ごとに1回送信されれば足りる(1msのオーダーのフレーム長と比較して)。]
[0067] 送信器から好ましいサブセットのサイズを送信するという特徴は、第1、第2、第3実施形態とは独立に、または、第1、第2、第3実施形態と共に使用されることができる。例えば、それは、第3実施形態におけるようなコードブックのシグナリングと共に使用されてもよい。]
[0068] 上述の通信およびフィードバックスキームは、好ましくは、必要に応じて、送信器および受信器のプロセッサ上で動作するソフトウェアで実施される。PMIフィードバックスキームのための全体的な図式的ブロック構成が図4に示される。] 図4
[0069] 上述の実施形態では、差分符号化スキームは、他の周波数インターバルまたは時間インターバルに基づいて得られるPMIのサブセットに対する周波数インターバルまたは時間インターバルについてのPMIを符号化すること、例えば、好ましいサブセットまたは最も可能性のあるサブセットに関するインデックスを送信することを含む。例えば、もしインターバル14(1)のPMIがインターバル14(0)に対して符号化されれば、インターバル14(2)のPMIは、インターバル14(1)に対して符号化される、などである。]
[0070] しかしながら、第5実施形態において、一連のインターバルにおける各予符号化インターバルに対する各インターバル(例えば、インターバル14(0)…14(N))のPMIを送信する受信器に代えて、それは、関連の帯域幅についてのPMIに対する各インターバルのPMIを符号化する。これは、上述のように、関連の帯域幅が、システム帯域幅全体であることができ、或いは、それは、システム帯域幅全体の一部であることができる。それは、チャネルについてあり得る帯域幅全体であることができ、あるいは、利用可能な帯域または任意の処理の時間での通信のために要求される帯域の一部であり得る。部分的帯域に対する差分符号化の例では、使用される帯域の部分は、どのような方法でも選択または決定されることができる。しかし、一例では、ユーザ機器(UE)は、帯域を複数の帯域幅部分、典型的には、2または3の帯域幅部分に分割し、それに対して初期のPMIを符号化する。他の例では、基地局(ノードB)は、UEにサブ帯域のセットSをシグナリングし、そして、UEは、そのセットSについての単一のPMIに対して符号化された初期のPMIを送信する。セットSのサブ帯域は、連続的(contiguous)である必要はない。実際には、さらに一般的に、部分的な“関連の”帯域幅に対する差分符号化の例では、問題となっている部分的帯域は、連続的な周波数インターバルを含む必要はないが、含んでもよい。]
[0071] 関連の帯域についてのPMIの意味は、それが、問題となっているシステム帯域の全体または一部を介して受信器2に送信されるのであれば、システム帯域の全部であろうが一部であろうが、受信器が送信器2について(スループットまたは平均二乗エラーのような適切な性能基準または複数の性能基準に従って)使用するのに好ましいPMIである。従って、帯域全体の例では、それは、送信器が帯域全体(広帯域PMI)を介して送信するものである場合に好ましいPMIである。そして、部分的帯域の例では、それは、送信器が帯域のその一部のみを介して送信するものである場合に好ましいPMIである。]
[0072] 第5実施形態では、受信器4は、一連のインターバルにおける各予符号化周波数インターバルまたは時間インターバルからの代わりに、関連の帯域PMIに対して最も可能性のあるサブセットを導出することにより符号化のための関連の帯域PMIを使用する。即ち、受信器4は、インターバルがPMIインデックスjを必要とする推移確率であることを、各関連の帯域PMIインデックスiについて計算し、従って、所定の関連の帯域PMIに基づいて任意のインターバルについて最も可能性のあるサブセットを決定する。予符号化PMIの代わりに関連の帯域PMIを使用することのほかに、最も可能性のあるサブセットは、第2実施形態におけるように決定され使用される。]
[0073] 従って例えば、第1インターバル14(0)のPMIは、関連の帯域PMIから導出される最も可能性のあるサブセットに対して符号化され、また、第2インターバル14(1)のPMIは、同じ最も可能性のあるサブセットに対して符号化され、その他、第3インターバル14(2)のPMIも同様である。]
[0074] 第6実施形態では、一連のインターバルにおける第1インターバルの初期PMIのみが、全体または部分的システム帯域PMIに対して符号化される。従って、例えば、インターバル14(1)のPMIはインターバル14(0)に対して符号化され、インターバル14(2)のPMIはインターバル14(1)に対して符号化される等々であるが、しかし、コードブック全体に対する“絶対”インデックスとして第1インターバル14(0)の初期PMIを送信する受信器4の代わりに、それは、所定の関連帯域についてのPMIに対して符号化されることができる。]
[0075] 同様に、もしスキームがリセットされれば、このリセットに続いて送信される第1PMIは、所定の関連の帯域PMIに対して符号されて送信されてもよい(システム帯域の全体または一部のどちらであっても)。]
[0076] 上述の実施形態は、単なる例として説明されたものであることが理解される。例えば、上述の説明は、各所で周波数ドメインにおけるサブセット低減に言及しているが、本発明は、この技術が時間ドメインで導入される場合にも適合する(一つの報告時間から次へのサブセットの低減)。即ち、本技術は、単一の周波数インターバル、または、時間および周波数の両方のドメインでの場合についても、時間ドメインにおいて有効である。更に、両方の場合において排他的ではないが、とりわけ別の差分計算パラメータ、例えば相関以外のパラメータや、場合によっては別のサブセットサイズが使用されてもよい。また、他の動作および構成は本明細書の開示から本技術分野の当業者には明らかである。本発明の範囲は、上述の実施形態によって制限されるものではない。]
[0077] 2送信器
4受信器
6(1)〜6(n)送信アンテナ
8(1)〜8(m) 受信アンテナ]
权利要求:

請求項1
送信器から受信器への、一連の周波数インターバルを含む無線MIMOチャネルを介した通信方法であって、前記送信器から前もって受信された通信に関して評価される1または2以上の性能基準に基づいて、前記送信器から前記受信器に前記周波数インターバルのうちの第1インターバルで送信するために所定の予符号化マトリックスのセットの中から第1予符号化マトリックスを受信器で選択するステップを含み、前記一連の周波数インターバルにおける連続した各周波数インターバルについて、前記所定の予符号化マトリックスのセットから、前の周波数インターバルについて決定されたマトリックスに関して計算された適切なメトリックに基づいて、好ましい予符号化マトリックスのサブセットを決定するステップと、前もって受信された通信に関して評価される1または2以上の性能基準に基づいて、前記連続した周波数インターバルでの前記送信器から前記受信器への送信のために前記所定のセットから各予符号化マトリックスを前記受信器で選択するステップと、差分符号化スキームを用いて前記受信器から前記送信器にその各予符号化マトリックスのインデックスをフィードバックし、これにより、各インデックスが前記好ましいサブセットに対して示されるステップとを含み、ここで、本方法は、更に、状態を検出すると、前記差分符号化スキームをリセットするステップを含む方法。
請求項2
前記適切なメトリックに基づいて決定するステップは、前記第1マトリックスとの最大相関を有する前記所定のセットからマトリックスのサブセットを決定するステップを含む請求項1記載の方法。
請求項3
各周波数インターバルについて、前記連続した周波数インターバルで送信するための各予符号化マトリックスを用いて前記送信器から前記受信器に送信するステップを含む請求項1または2の何れか1項記載の方法。
請求項4
各通信について、前記受信器から前記送信器に第1予符号化マトリックスのインデックスをフィードバックするステップと、前記第1周波数インターバルで送信するための第1予符号化マトリックスを用いて前記送信器から前記受信器に送信するステップを含む請求項1乃至3の何れか1項記載の方法。
請求項5
前記連続した周波数インターバルのそれぞれについて、前記好ましいサブセットの決定とは切り離して、前記所定のセットから、通信のために選択される或る条件付き確率を有する最も可能性のある予符号化マトリックスのサブセットを決定するステップを含む請求項1乃至4の何れか1項記載の方法。
請求項6
前記条件は、前記最も可能性のあるサブセットが所定量だけ前記好ましいサブセットとは異なるという条件を含む請求項5記載の方法。
請求項7
前記条件は、前記選択された予符号化マトリックスが、前記好ましいサブセットにおけるものではないという条件を含む請求項1乃至6の何れか1項記載の方法。
請求項8
前記条件は、周期時間が経過したという条件を含む請求項1乃至7の何れか1項記載の方法。
請求項9
前記リセットするステップは、前記好ましいサブセットを前記最も可能性のあるサブセットで置き換えるステップを含む請求項5および請求項5に従属する請求項の何れか1項記載の方法。
請求項10
前記リセットするステップは、前記所定のセットの全体に対する各インデックスを示すステップを含む請求項1乃至9の何れか1項記載の方法。
請求項11
前記最も可能性のある予符号化マトリックスの決定は、システム動作中の計算に基づいている請求項1乃至10の何れか1項記載の方法。
請求項12
送信器から受信器に無線MIMOチャネルを介して送信するステップと、前記受信器から前記送信器にフィードバックされる予符号化情報を、差分符号化スキームに従って符号化するステップと、状態を検出すると、前記差分符号化スキームをリセットするステップとを含む方法。
請求項13
送信器から受信器への、一連の周波数インターバルを含む無線MIMOチャネルを介した通信方法であって、前記送信器から前もって受信された通信に関して評価される1または2以上の性能基準に基づいて、前記送信器から前記受信器に前記周波数インターバルのうちの第1インターバルで送信するために所定の予符号化マトリックスのセットの中から第1予符号化マトリックスを受信器で選択するステップを含み、前記一連の周波数インターバルにおける連続した各周波数インターバルについて、前記予符号化マトリックスの所定のセットから、前記送信器から前記受信器への通信について選択される或る条件付き確率を有する最も可能性のある予符号化マトリックスのサブセットを決定するステップと、前もって受信された通信に関して評価される1または2以上の性能基準に基づいて、前記連続した周波数インターバルでの前記送信器から前記受信器への送信のために前記所定のセットから各予符号化マトリックスを前記受信器で選択するステップと、差分符号化スキームを用いて前記受信器から前記送信器にその各予符号化マトリックスのインデックスをフィードバックし、これにより、各インデックスが前記最も可能性のある予符号化マトリックスのサブセットに対して示されるステップとを含む方法。
請求項14
前記最も可能性のある予符号化マトリックスの前記決定は、システム動作中の計算に基づいている請求項13記載の方法。
請求項15
無線MIMOチャネルを介して送信器から受信器へ送信するステップと、最も可能性のある予符号化マトリックスのサブセットに対して、前記受信器から前記送信器へフィードバックされる予符号化マトリックスを符号化するステップを含む方法。
請求項16
送信器から受信器への、一連の周波数インターバルを含む無線MIMOチャネルを介した通信方法であって、前記送信器から前もって受信された通信に関して評価される1または2以上の性能基準に基づいて、前記送信器から前記受信器に前記周波数インターバルのうちの第1インターバルで送信するために所定の予符号化マトリックスのセットの中から第1予符号化マトリックスを受信器で選択するステップを含み、前記一連の周波数インターバルにおける連続した各周波数インターバルについて、前記所定の予符号化マトリックスのセットから、好ましい予符号化マトリックスのサブセットを決定するステップと、前もって受信された通信に関して評価される1または2以上の性能基準に基づいて、前記連続した周波数インターバルでの前記送信器から前記受信器への送信のために前記所定のセットから各予符号化マトリックスを前記受信器で選択するステップと、差分符号化スキームを用いて前記受信器から前記送信器にその各予符号化マトリックスのインデックスをフィードバックし、これにより、各インデックスが前記好ましいサブセットに対して示されるステップとを含み、ここで、本方法は、更に、前記受信器から前記送信器へ、前記好ましいサブセットのうちの少なくとも一つのインジケーションを送信するステップを含む方法。
請求項17
送信器から受信器への、一連の周波数インターバルを含む無線MIMOチャネルを介した通信方法であって、前記送信器から前もって受信された通信に関して評価される1または2以上の性能基準に基づいて、前記送信器から前記受信器に前記周波数インターバルのうちの第1インターバルで送信するために所定の予符号化マトリックスのセットの中から第1予符号化マトリックスを受信器で選択するステップを含み、前記一連の周波数インターバルにおける連続した各周波数インターバルについて、前記所定の予符号化マトリックスのセットから、好ましい予符号化マトリックスのサブセットを決定するステップと、前もって受信された通信に関して評価される1または2以上の性能基準に基づいて、前記連続した周波数インターバルでの前記送信器から前記受信器への送信のために前記所定のセットから各予符号化マトリックスを前記受信器で選択するステップと、差分符号化スキームを用いて前記受信器から前記送信器にその各予符号化マトリックスのインデックスをフィードバックし、これにより、各インデックスが前記好ましいサブセットに対して示されるステップとを含み、ここで、本方法は、更に、前記受信器から前記送信器へ、前記好ましいサブセットのうちの少なくとも一つのサイズを送信するステップを含む方法。
請求項18
送信器から受信器に、無線MIMOチャネルを介して送信するステップと、前記受信器から前記送信器にフィードバックされる予符号化情報を符号化するステップと、前記符号化に使用するために好ましい予符号化マトリックスのサブセットのインジケーションを送信するステップとを含む方法。
請求項19
送信器から受信器に、無線MIMOチャネルを介して送信するステップと、前記受信器から前記送信器にフィードバックされる予符号化情報を符号化するステップと、前記符号化に使用するために好ましい予符号化マトリックスのサブセットのサイズを送信するステップとを含む方法。
請求項20
送信器から受信器に、各時間インターバルで一連の通信を、1または2以上の周波数インターバルを含む無線MIMOチャネルを介して送信する方法であって、前記送信器から前もって受信された通信に関して評価される1または2以上の性能基準に基づいて、前記送信器から前記受信器に前記時間インターバルのうちの第1インターバルで送信するために所定の予符号化マトリックスのセットの中から第1予符号化マトリックスを受信器で選択するステップを含み、前記一連の通信における連続した各時間インターバルについて、前記所定の予符号化マトリックスのセットから、前の時間インターバルについて決定されたマトリックスに関して計算された適切なメトリックに基づいて、好ましい予符号化マトリックスのサブセットを決定するステップと、前もって受信された通信に関して評価される1または2以上の性能基準に基づいて、前記連続した時間インターバルでの前記送信器から前記受信器への送信のために前記所定のセットから各予符号化マトリックスを前記受信器で選択するステップと、差分符号化スキームを用いて前記受信器から前記送信器にその各予符号化マトリックスのインデックスをフィードバックし、これにより、各インデックスが前記好ましいサブセットに対して示されるステップとを含み、ここで、本方法は、更に、状態を検出すると、前記差分符号化スキームをリセットするステップを含む方法。
請求項21
前記適切なメトリックに基づいて決定するステップは、前記第1マトリックスとの最大相関を有する前記所定のセットからマトリックスのサブセットを決定するステップを含む請求項20記載の方法。
請求項22
各時間インターバルについて、前記連続した周波数インターバルで送信するための各予符号化マトリックスを用いて前記送信器から前記受信器に送信するステップを含む請求項20または21の何れか1項記載の方法。
請求項23
各通信について、前記受信器から前記送信器に第1予符号化マトリックスのインデックスをフィードバックするステップと、前記第1時間インターバルで送信するための第1予符号化マトリックスを用いて前記送信器から前記受信器に送信するステップを含む請求項20乃至22の何れか1項記載の方法。
請求項24
前記連続した時間インターバルのそれぞれについて、前記好ましいサブセットの決定とは切り離して、前記所定のセットから、通信のために選択される或る条件付き確率を有する最も可能性のある予符号化マトリックスのサブセットを決定するステップを含む請求項20乃至23の何れか1項記載の方法。
請求項25
前記条件は、前記最も可能性のあるサブセットが所定量だけ前記好ましいサブセットとは異なるという条件を含む請求項24記載の方法。
請求項26
前記条件は、前記選択された予符号化マトリックスが、前記好ましいサブセットにおけるものではないという条件を含む請求項20乃至25の何れか1項記載の方法。
請求項27
前記条件は、周期時間が経過したという条件を含む請求項20乃至26の何れか1項記載の方法。
請求項28
前記リセットするステップは、前記好ましいサブセットを前記最も可能性のあるサブセットで置き換えるステップを含む請求項20乃至27の何れか1項記載の方法。
請求項29
前記リセットするステップは、前記所定のセットの全体に対する各インデックスを示すステップを含む請求項20乃至28の何れか1項記載の方法。
請求項30
前記最も可能性のある予符号化マトリックスの決定は、システム動作中の計算に基づいている請求項20乃至29の何れか1項記載の方法。
請求項31
送信器から受信器に、1または2以上の周波数インターバルを含む無線MIMOチャネルを介して各時間インターバルで一連の通信を送信する方法であって、前記送信器から前もって受信された通信に関して評価される1または2以上の性能基準に基づいて、前記送信器から前記受信器に前記時間インターバルのうちの第1インターバルで送信するために所定の予符号化マトリックスのセットの中から第1予符号化マトリックスを受信器で選択するステップを含み、前記一連の通信における連続した各時間インターバルについて、前記予符号化マトリックスの所定のセットから、前記送信器から前記受信器への通信について選択される或る条件付き確率を有する最も可能性のある予符号化マトリックスのサブセットを決定するステップと、前記一連の通信において前もって受信された通信に関して評価される1または2以上の性能基準に基づいて、前記連続した時間インターバルでの前記送信器から前記受信器への送信のために前記所定のセットから各予符号化マトリックスを前記受信器で選択するステップと、差分符号化スキームを用いて前記受信器から前記送信器にその各予符号化マトリックスのインデックスをフィードバックし、これにより、各インデックスが前記最も可能性のある予符号化マトリックスのサブセットに対して示されるステップとを含む方法。
請求項32
前記最も可能性のある予符号化マトリックスの前記決定は、システム動作中の計算に基づいている請求項31記載の方法。
請求項33
送信器から受信器に、1または2以上の周波数インターバルを含む無線MIMOチャネルを介して各時間インターバルで一連の通信を送信する方法であって、前記送信器から前もって受信された通信に関して評価される1または2以上の性能基準に基づいて、前記送信器から前記受信器に前記時間インターバルのうちの第1インターバルで送信するために所定の予符号化マトリックスのセットの中から第1予符号化マトリックスを受信器で選択するステップを含み、前記一連の通信における連続した各時間インターバルについて、前記所定の予符号化マトリックスのセットから、好ましい予符号化マトリックスのサブセットを決定するステップと、前もって受信された通信に関して評価される1または2以上の性能基準に基づいて、前記連続した時間インターバルでの前記送信器から前記受信器への送信のために前記所定のセットから各予符号化マトリックスを前記受信器で選択するステップと、差分符号化スキームを用いて前記受信器から前記送信器にその各予符号化マトリックスのインデックスをフィードバックし、これにより、各インデックスが前記好ましいサブセットに対して示されるステップとを含み、ここで、本方法は、更に、前記受信器から前記送信器へ、前記好ましいサブセットのうちの少なくとも一つのインジケーションを送信するステップを含む方法。
請求項34
送信器から受信器に、1または2以上の周波数インターバルを含む無線MIMOチャネルを介して各時間インターバルで一連の通信を送信する方法であって、前記送信器から前もって受信された通信に関して評価される1または2以上の性能基準に基づいて、前記送信器から前記受信器に前記時間インターバルのうちの第1インターバルで送信するために所定の予符号化マトリックスのセットの中から第1予符号化マトリックスを受信器で選択するステップを含み、前記一連の通信における連続した各時間インターバルについて、前記所定の予符号化マトリックスのセットから、好ましい予符号化マトリックスのサブセットを決定するステップと、前もって受信された通信に関して評価される1または2以上の性能基準に基づいて、前記連続した時間インターバルでの前記送信器から前記受信器への送信のために前記所定のセットから各予符号化マトリックスを前記受信器で選択するステップと、差分符号化スキームを用いて前記受信器から前記送信器にその各予符号化マトリックスのインデックスをフィードバックし、これにより、各インデックスが前記好ましいサブセットに対して示されるステップとを含み、ここで、本方法は、更に、前記受信器から前記送信器へ、前記好ましいサブセットのうちの少なくとも一つのサイズを送信するステップを含む方法。
請求項35
当該方法が、時間ドメインおよび周波数ドメインの両方に適用される請求項1および20の何れか1項記載の方法。
請求項36
当該方法が、時間ドメインおよび周波数ドメインの両方に適用される請求項13および31の何れか1項記載の方法。
請求項37
当該方法が、時間ドメインおよび周波数ドメインの両方に適用される請求項16および33の何れか1項記載の方法。
請求項38
当該方法が、時間ドメインおよび周波数ドメインの両方に適用される請求項17および34の何れか1項記載の方法。
請求項39
前記最も可能性のあるサブセットは、有限インパルス応答フィルタおよび無限インパルス応答フィルタのうちの一つを用いて決定される請求項5,13,24,31およびこれら請求項に従属する請求項の何れか1項記載の方法。
請求項40
プロセッサによって実行されたときに、請求項1乃至39の何れか1項記載の方法を実行するコードを含むコンピュータプログラム。
請求項41
請求項1乃至39の何れか1項記載の受信器でのステップを実行するようにプログラムされたプロセッサと複数のアンテナとを備えた受信器。
請求項42
請求項1乃至39の何れか1項記載の送信器でのステップを実行するようにプログラムされたプロセッサと複数のアンテナとを備えた送信器。
請求項43
請求項41記載の受信器と請求項42記載の送信器とを備えたセルラー方式通信システム。
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